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風邪(かぜ)症候群の原因と治療

2022年12月16日

私たちを取り巻くウイルス

風邪(かぜ)症候群の原因と治療

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「風邪症候群」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?

いわゆる「かぜ」「感冒」「急性上気道炎」のことで、一生のうちに最も多くかかるおなじみの病気のひとつです。

一般的にくしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、たん、発熱などの症状が特徴で、小児から高齢者まで幅広くかかる病気です。

80~90%がウイルス、残り10%程度が細菌によるものと言われています。

今回は、風邪症候群の原因と治療についてお話しします。

ウイルス性の風邪症候群

主な原因ウイルスとしては、ライノウイルス、コロナウイルスが多く、RSウイルス、パラインフルエンザウイルス、アデノウイルスなどが続きます。

ラノウイルス

風邪の原因の約30~40%を占めます。秋や春に多く、主に鼻風邪を引き起こします。

コロナウイルス

ラノウイルスの次に多く(10~15%、流行期は35%)、主に冬に流行します。鼻やのどの症状が出ますが、症状は軽いものです。

現在流行している新型コロナウイルス(SARS-CoV2)は、コロナウイルスが変異した特殊型であると言えるでしょう。

高齢者や心臓病、糖尿病等の基礎疾患を患っている人は重症の肺炎を引き起こすことが多いものの、若年層でも呼吸器症状、高熱、下痢、味覚障害等、様々な症状が見られたり、健康な人でも重症化したり死亡したりという例も稀にあります。

RSウイルス

年間通じて流行しますが、特に冬に多く流行します。

発熱、鼻水などの症状が数日続きます。 多くは軽症で済みますが、咳がひどくなる、喘鳴が出る、呼吸困難となるなどの症状が出現し、細気管支炎、肺炎へと進展することもあります。

細菌性の風邪症候群

ウイルス以外では、一般細菌、肺炎マイコプラズマ、肺炎クラミドフィラなど特殊な細菌も原因となります。

一般細菌

細菌による風邪も、ウイルス性のものと同様、鼻水・喉の痛み・咳が特徴です。

ただし、鼻水に粘り気があり、色調が黄色に近いと、細菌性の可能性が出てきます。

また、1度発熱して数日したら良くなっても、数日後に再び風症状がぶり返す場合は、細菌性の可能性が高いです。

肺炎マイコプラズマ

発熱、全身倦怠(だるさ)、頭痛などに始まり、痰を伴わない咳などの症状が出るのが特徴です。

熱が下がった後も咳が3~4週間と長期間続くことも多くあります。

多くの人は気管支炎ですみ、軽い症状となりますが、一部の人は肺炎となり重症化することもあります。

また、合併症として、中耳炎、無菌性髄膜炎、脳炎、肝炎、膵炎、溶血性貧血、心筋炎、関節炎、ギラン・バレー症候群、スティーブンス・ジョンソン症候群などがあります。

肺炎クラミドフィラ(クラミジア)

しつこく長い、乾いた咳が数週間~1ヶ月程続くことがあるのが特徴で、他の症状としては、のどの痛み、鼻水、副鼻腔炎、軽い発熱などがあります。

ほとんどの場合は軽症で、自覚症状がないことも多くありますが、肺や気管に疾患がある人や体力が低下している人は急性気管支炎、肺炎、中耳炎、喘息の悪化、扁桃炎などを引き起こす場合があります。

予防

ウイルス性・細菌性いずれも特異的な予防方法はなく、マスク・手洗い・うがいなどの一般的な予防方法を行い、罹患している人との濃厚な接触を避けることが大切です。

また、体力が低下していると感染しやすくなりますので、きちんとした食事と睡眠により健康な状態を保つことが、風邪症状の発症や重症化を防ぐことにつながります。

治療

風邪症候群の主な原因はウイルス感染であり、かぜ薬(抗生剤・抗生物質・抗菌薬)は細菌にしか効かないため、基本的に特効薬はありません。

かぜ薬はウイルスをやっつけてくれるものだと思っている方も多いのですが、実際は、かぜそのものを治してくれるわけではありません。

かぜ薬は、体力消耗につながる熱やせき、のどの痛み・鼻水などのつらい症状をやわらげてくれるものです。

風邪の症状は体がウイルスと戦っているサインで、治すのは自分自身の免疫力です。

日頃から免疫力を高める生活習慣を身に付け、風邪をひいたらこれらの症状を緩和する対症療法や薬の服用を行い、ゆっくり休むことが何より大切です。

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